engineering
鉄道電気施設には、運行管理、自動列車制御装置などの列車制御、運転保安設備、列車無線、電話、テレビジョン装置などの情報通信設備、変電所、電車線、き電線、配電線などのエネルギー供給設備、地下鉄道に必須の、換気、空調、排水設備など機械設備、自動改札機などの駅務機器があります。
それぞれの設備は、その特性に合わせ、必要に応じたメンテナンスをすることにより、安全で効率的な列車運行を行うことが可能となります。
大阪メトロサービスは、Osaka Metro Groupでの豊富な経験をもとに、安全で、効率的なメンテナンスを提供し、鉄道事業者さまの列車運行をサポートします。
可動式ホーム柵
列車制御、運転保安設備は、列車の安全運行を守る設備であり、その故障は、運行支障に直結します。
日常点検、定期検査を確実に行い、故障の予兆を察知し、故障の発生を防ぐとともに、万が一の故障による運行支障の発生に際しては、迅速に補修、取替を行ったうえで、安全確認を確実に実施し、運行復旧を行います。
旅客案内表示器
情報通信設備は、輸送指令と列車、駅をつなぐ列車無線装置、有線電話装置をはじめとする、人と人のコミュニケーションを行い、健全な列車運行を守るための装置です。旅客案内装置や放送装置による旅客への適切な情報提供も、健全な列車運行には必要であり、さらに近年では、ネットワーク装置により各機器を有機的に結合、4G、5Gネットワークを通じた旅客への情報提供などの重要性も増しています。定期検査などで冗長系の動作を確認することにより、設備ダウンを防ぐとともに、故障時に迅速に対応できるよう、体制を整えます。
電車線路(サードレール)
電力供給設備は、電力会社より受電した電力を、列車や駅に配電し、列車の安定運行を守るための装置です。
汚損や、老朽劣化により漏電が発生すると、停電により列車運行できなくなるだけでなく、火災などの発生の恐れがあるため、日常点検により設備の健全性を保つとともに、定期検査により漏電を検知し、電力を遮断する装置が健全に動作するかを確実に検査します。
換気設備メンテナンス
換気、空調設備は、適切に換気を行い清浄な空気を保つともに、地下構内の温度を一定に保ち、安全、快適に地下鉄道を運行するために必要な設備です。
また、万が一の火災発生時には、発生した煙を、地上に排出し、旅客を安全に避難できるようにします。
排水設備はトンネルに流れ込んでくる湧水を地上に排水し、地下空間を守る設備です。必要に応じ空気の清浄性を保つエアフィルターを交換し、日常点検により、空調装置や換気ファン、ポンプなどの健全動作を確認し、設備の安定動作を守ります。
自動改札機メンテナンス
駅務機器は、スムーズに料金の収受を行い、大量輸送を支える装置です。
近年は、従来の磁気券、磁気カードだけでなく、ICカードなども処理するため、装置が複雑なものとなっています。
日常的にメンテナンスを行い、摩耗部品などを交換することにより、機器を正常動作させ、大量輸送を守ります。